竜を見たことがありますか

ブータン王国のワンチュク国王夫妻が平成23年11月18日に東日本大震災の被災地にある福島県相馬市の桜丘(さくらがおか)小学校を訪問されました。

ブータン王国は日本の九州とほぼ同じ大きさの非常に小さな国ですが、国王は、国民が幸福と感じる度合いが増すことの方が経済の成長よりも大切であると考えていて、実際に国民の90パーセント以上が幸せを感じて暮らしているそうです。
ブータン王国には、家族が仲良く平和に暮らして健康であれば、お金は有り余るほどなくてもそれだけで幸せを感じて、笑顔で暮らしている国民がたくさんいます。一度、行ってみたい国ですね。

桜丘小学校を訪れ、子供たちの歓迎を受けられた国王は、5、6年生の157人の児童の前で次のような挨拶をされました。

「この数か月、皆さんが大変な災害にあったことを毎日見てきました。
ブータン国民もお年寄りから子どもまで、皆さんに親しみと愛情を感じて、励ましたいという気持ちを持っています。
私たち二人は国民を代表して親愛の情を表すために来ました」

そして、国王は竜の話をされました(少し分かりやすいように英語を訳してみました)。

「皆さん、竜を見たことがありますか?」 (生徒たちは、見たことがないという顔をしました)
「私は、見たことがありますよ」 (生徒たちの間からどよめきが起こりました)
「竜は、私たちみんなの心の中に住んでいます」
「この心の中に住んでいる竜は『経験』を食べて、長い年月をかけて大きく強くなります」
「それで、私たちが大きくなるにつれて、この強くなった竜を自制心というものでコントロールしなければならなくなります」

国王は、人格を竜に例えられたようですが、わがままな人格にならないように理性でコントロールするよう話されました。
そのようにすると、他の人々とともに大きな幸せを感じられるのです。

その時に話された英語を示します。

Do you know that dragons exist?
I see the dragon.
These dragons live in each single one of us.
The dragons eat own experiences, and become stronger and stronger over the years, and you must always be in control of those dragons.

また、小学校訪問の前日に国会で次のような演説をされました。
少し難しいかもしれませんがよく読んで、私たちも日本と日本人が好きになって、次はもっと世界の人々のために役立てるようになりましょう。

「3月の壊滅的な地震と津波の後、ブータンの至る所で、かくも多くのブータン人が寺院や僧院を訪れ、日本国民に慰めと支えを与えようとして、供養のための灯明を捧げつつ、ささやかなるも心のこもった勤めを行う(お経をあげてお祈りする)のを目にし、私は深く心を動かされました。
私自身、押し寄せる津波のニュースをなす術もなく見つめていたことを覚えています。
その時からずっと私は、愛する人を亡くした家族の痛みと苦しみ、生活基盤を失った人々、人生が完全に変わってしまった若者達、そして大災害から復興しなければならない日本という国に対する私の深い同情を、直接お伝えすることのできる日を待ち望んでまいりました。

いかなる国も国民も、決してこのような苦難を経験すべきではありません。
しかし仮に、このような不幸からより強く大きく立ち上がることができる国が一つあるとすれば、それは日本と日本国民であると、私はそう確信しています。
皆様が生活を再建し復興に向けて歩まれる中で、我々ブータン人は皆様と共にあります。
我々の物質的な支援はつつましいものですが、我々の友情、連帯、思いやりは心からの真実であるものです。

ご列席の皆様、我々ブータンに暮らす者は常に、日本国民を親愛なる兄弟姉妹であると考えてまいりました。
家族、誠実さ、そして名誉を守り、個人よりも地域社会や国家の望みを優先し、また自己よりも公益を高く位置づける強い気持ちによって、両国民は結ばれています。

2011年は両国の国交樹立25周年に当たる特別な年です。
しかし、ブータン国民は常に、公式な関係を超えた特別な愛着を日本に抱いてまいりました。
私は、我が父とその世代の者が何十年も前から、日本がアジアを近代化へと導くのを誇らしく見ていたのを知っています。
すなわち日本は、当時開発途上地域であったアジアに自信とその進むべき道への自覚をもたらし、以降、日本の後に続いて世界経済の最前線に躍り出た数多くの国々に希望を与えてきました。
日本は過去も、そして現在もリーダーであり続けます。
このグローバル化した世界において日本は、技術と革新の力、勤勉さと責任感、強固な伝統的価値観における模範であり、これまで以上にリーダーに相応しいのです。

世界は常に日本のことを、大変な名誉と誇り、そして規律を重んじる国民、歴史に裏打ちされた誇り高き伝統を持つ国民、不屈の精神、断固たる決意、そして秀でることへの願望をもって何事にも取り組む国民、知行合一の国民、兄弟愛や友愛、揺るぎない強さと気丈さを併せ持った国民であると認識してきました。
これが神話ではなく、現実であると謹んで申し上げたいと思います。
それは、近年の不幸な経済不況や3月の自然災害への皆様の対応において示された事実です。
皆様は、日本及び日本国民のすばらしい資質を示されました。
他国であれば、国家を打ち砕き、無秩序、大混乱、そして悲嘆をもたらしたであろう事態に、日本国民の皆様は、最悪の状況下でさえも、静かな尊厳、自信、規律、心の強さをもって対処されました。
文化、伝統及び価値にしっかりと根差したこのような卓越した資質の組合せは、我々の現代の世界で他に見出すことはほぼ不可能です。
全ての国がこれを熱望しますが、これは日本人の特性の不可分の要素です。
このような価値観や資質は昨日生まれたものではなく、何世紀もの歴史から生まれたものです。
それが数年、数十年で失われることはありません。そうした力を備えた日本には、非常に素晴らしい未来が待っていることでしょう」

国王ご夫妻は、ご結婚1か月目で、新婚旅行も兼ねての来日でした。
人の上に立つ人は、自分の時間がないほど他の人々のために時間を使われていて、頭が下がります。

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