どの子も子どもは星
どの子も子どもは星
みんなそれぞれがそれぞれの光をいただいて
まばたきしている
ぼくの光を見てくださいとまばたきしている
わたしの光も見てくださいとまばたきしている
光を見てやろう
まばたきに応えてやろう
光を見てもらえないと子どもの星は光を消す
まばたきをやめる
まばたきをやめてしまおうとしはじめている星はないか
光を消してしまおうとしはじめている星はないか
光を見てやろう
まばたきに応えてやろう
そして
天いっぱいに子どもの星を
かがやかせよう。
『東井義雄詩集』(花神社)より