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ア行の用語

  用語 意味
赤玉(アカタマ)、白玉(シロタマ)、真澄の玉(マスミノタマ)青玉(アオタマ)) 玉はことだま(エネルギー、気、波動、響き)。
「赤珠白珠とは・・・妙精の現われにして、ことだまの妙用です。」(開祖)
赤玉は潮満つ玉(陽)、白玉は潮干る玉(陰)、即ち陰陽が和合した状態、体よりも気で「来たれば即ち迎え、去れば即ち送り、対すれば即ち和す。五五の十 二八の十 一九の十 是を以て和すべし」の状態。
真澄の玉(青玉)は風の玉、空気の素みたいなもの、即ち「真空の気と空の気がむすんだもの」。スミキリの状態。魂の比礼。
赤玉=「蜂 -天を飛ぶ蟲(陽)- の霊出(ひで)」、白玉=「蛇(おろち)-地を這う蟲(陰)- の霊出」、真澄の玉=「魂(たま)の霊出」。
山幸彦、海幸彦の神話で、山幸彦が海神(わたつみ)からもらった塩盈珠(しおみつのたま)・塩涸珠(しおひるのたま)が赤玉・白玉。「厳の御魂、瑞の御魂」参照。
真澄の玉は、金剛不壊の珠(金剛不壊の如意宝珠)、八光の珠。
あなないの道(ミチ) 武産合気の道。
「あなない」は三五(三は「瑞(みず)」、五は「厳(いず)」で厳と瑞の結び<産霊>)と書き、神社の鈴のひもを指している。穴ない(欠点がない)の意で、「あなないの道」は「神の業」。
天津金木(アマツカナギ)
{天津神なぎ。天造之神算木。天津神算木。天津かなぎ}
布斗麻邇と同じ働きで、森羅万象を読み解くための宝器の一つ。
「延喜式祝詞」に「天津金木を本(もと)打切り末打ち断ちて千座(ちくら)の置座(おきくら)に置き足らはして」と記されている。天津は神のとか神聖なという意、金木は細い木のことをいう。万有を構成する要素である天・地・火・水を象徴する天津金木(檜で作られた四分角ニ寸の角柱)を操作することによって、天地開闢の有り様、生成化育する宇宙の様相、宇宙に働く根本玄理、また森羅万象、人事百般およそ分からないことはないとされる。(『古神道・神道の謎』 『古神道の本』)
天(アマ)の鳥船(トリブネ) 亦の名は鳥の石楠船の神(とりのいわくすふねのかみ)。『旧事本紀(くじほんぎ)』には天磐船(あめのいわふね)とあり、鳥のように軽快で堅固な楠造りの船のこと。饒速日尊(にぎはやひのみこと)の乗り物。
合気道で「天の鳥船の行(船漕ぎ運動)」として準備運動で行っているのは、この神事に由来した禊行。神道家の川面凡児(かわつらぼんじ)の禊流神伝を参考にして取り入れたもので、動的鎮魂法の1つ。宇宙の波動に共振し、霊感を高め、気を強める行。
天(アメ)の浮橋(ウキハシ) 水火の精台。水精火台。天台。
「天の浮橋は、水(身、み、体)火(霊、ひ、心)と結んでめぐるということ。火は水を動かし、水は火によって動かさる。水も火も一つのものである。螺旋状にめぐる。気をもって絡むのである。それは、息によるものであり、この息が合気である。」 「火と水が和合して活動する姿、火と水が相和している姿をいう。」 「天の浮橋に立つ時、魂に宇宙の妙精を悉く吸収するのです。天之御中主神となって立つのですよ。一つ礼拝するのにも宇宙に礼拝するのです。そして天の中心に同化してゆくのです。」(開祖)
「天の浮橋」は、伊耶那岐(いざなぎ)、伊耶那美(いざなみ)の両祖神が国産みの際に立たれた天上の橋。また、天孫降臨の折、猿田彦命が案内して通った天と地を繋ぐ橋。【記紀】
淡道之穂之狭別(アワジノホノサワケ)の行(ギョウ) 「淡道之穂之狭別」の名義は「淡道島(あわじしま)の粟の初穂の男子」。淡道之穂之狭別がイザナギ・イザナミ二神の国生みによって生まれた最初の島の名であることから、淡道之穂之狭別の行は国生み、島生み(創造)の業のこと。即ち「武産合気」。
水火(イキ)の精台(セイダイ) 水精火台、天の浮橋、天台。
読みは「すいかのせいだい」かも知れない。
厳(イズ)、瑞(ミズ) 厳は、火の系統で稜威(いずいず)しき御魂。瑞は、水の系統で円満美麗にして瑞々(みずみず)しい御魂。厳は陽、瑞は陰。
厳(イズ)の御魂(ミタマ)、瑞(ミズ)の御魂(ミタマ) 塩盈珠(しおみつのたま)、塩涸珠(しおひるのたま)。
「潮満の珠はまた厳の御魂といふ。いづとは泉のいづの意であつて、泉のごとく清鮮なる神水の無限に湧出する宝玉である。これをまたヨハネの御魂といふ。つぎに潮干の珠はこれを瑞の御魂といひ、またキリストの御魂といふ。みづの御魂はみいづの御魂の意である。みいづの御魂は無限に火の活動を万有に発射し、世界を清むるの活用である。要するに水の動くは火の御魂があるゆゑであり、また火の燃ゆるは水の精魂があるからである。しかして火は天にして水は地である。」(霊界物語01-4-35)
一霊四魂(イチレイシコン) 宇宙の三大元質(「霊」「力」「体」)の一つである「霊」を一霊四魂に分ける。一霊は神の直授の霊魂で、直霊(なおひ)といい、その働きを荒魂(あらみたま、勇)、和魂(にぎみたま、親)、幸魂(さきみたま、愛)、奇魂(くしみたま、智)の四魂に分ける。
五伴緒(イツトモノオ)の緒力(オヂカラ) 天孫降臨の折、邇邇芸(ににぎ)命のにつき従った五神、即ち天兒屋(あめのこやね)命、布刀玉(ふとだま)命、天宇受賣(あめのうずめ)命、伊斯許理度賣(いしこりどめ)命、玉祖(たまのおや)命の身体内部に働く、目に見えない力、即ち「気の力」。
引力(インリョク)の練磨(レンマ) 「万(よろず)和合の力」即ち「相手の気が流れ込んで、真空の気と空の気がむすび立つ力」を磨くこと。相手を吸収して自分に同化してしまう鍛錬。引力の鍛錬。
引力の主体たる自分が権威と力を増す(人格完成)という合気道の鍛錬も指す。
「真の武とは相手の全貌を吸収してしまう引力の錬磨である。」(開祖)
受霊(ウケヒ) 合気道の技(立技呼吸法など)で、掌を上に向けて相手を導くことを受霊で導くという。
「その大神の使命の受霊をもって、世に立たして使命の上に振い立つ時は、神がその身に仕組みしてゆくのであります。」(開祖)
太陽の光、月の光、星の光を受けることを「誓(うけひ)」といいますが、同時に「受霊」ともいい、大宇宙の大霊(魂命霊気)の仕組みが、人間の四魂のなかに宿っているのです・・・神から使命をくだされ、その使命を自ら悟り、自覚する時に神の気を受けます。この気が△です。その気を受けることによって、それが○となり、生命誕生になります。生きていることは体内に血液が流れていることです。これは神から「受気霊(うけひ)」したということです。(『神道気学宝典』)
宇宙(ウチュウ)の三大元質(サンダイゲンシツ) 霊、力、体のことで、その本源は神である。即ち神は霊、力、体の総本体である。
霊(ち。「ひ」ともいう)と体(からたま、空魂)の二元が結合して力(ちから)となる。
宇宙(ウチュウ)の真象(シンショウ) 宇宙の真相、宇宙の真理、宇宙の条理、宇宙根元のいわれ、万有万神の条理、大御親の真相、天地の真象、天地の真理。
物事の正体(真の姿)という意味から、この「象」を使っている。
「宇」は空間全体(天地)、「宙」は時間全体(過去・現在・未来)を意味する。
宇宙(ウチュウ)の妙精(ミョウセイ) 宇宙の霊妙なる精、即ち「気」のこと。
小門(オド)の神業(カムワザ) 禊(みそぎ)の業のこと、即ち合気道。
伊佐那岐命(いざなぎのみこと)は、黄泉国(よみのくに、根の国、死の国)の兵士に追い掛けられ、黄泉比良坂(よもつひらさか)まで逃げ、三つの桃の実をお投げになって、追い払わられた。三つの桃の実とは、生命の木の実で、魔よけの力がある実である。死の国にて穢れた体を浄めるために、筑紫の日向の橘の小門の阿波岐原(あはきはら)にて禊祓えをされた。
淤能碁呂島(オノコロジマ) 地球。
自転倒島。川面凡児も、自転(おのころ)島、即ち「地球」と言っている。
国産み神話では、瀬戸内海の家島(えじま)とされている。
「このクラゲのように漂える島々を修め固めよ」との天津神(あまつかみ)の命により、イザナギ、イザナミの二神が天の浮橋から天沼矛(あまのぬぼこ)を指し降ろしてかきまわし、引き上げたその矛先から滴り落ちる潮が、おのずから固まって出来た島がオノコロ島である。