合気道上達方法

上達法とて別に王道(近道)はありませんが、さりとて20年も30年も稽古を続けていながら、いつまでも合気道は(修得が)難しいと言っているようでは、考え方や取り組み方にどこか間違いがあると思わなければならないでしょう。
修得が難しいのは技が複雑だからではありません。技の生命である『呼吸力』というものをよく理解していないため、技の中で満足に『呼吸力』を遣うことができないからです。
理解するという言葉を理合(原理)が解るという意味に捉えれば、その理合がイメージでき、さらに言語化(概念化)できて初めて理解できたということになります。

「合気道では、しばしば”気” “気の力” “気の流れ”という言葉が用いられるが、これが合気道の技の生命として流れる時、その力を呼吸力という。合気道ではどんな技も、どんな動きもこの呼吸力がなくては絶対に正しい技とは言い得ないのである。」(植芝吉祥丸著『合氣道技法』p.79)
「合気は ・・・”気”ばっかりであります。」(合気神髄p.100-101)

また、理合が解っても、正しい反復練習をしなければ、真に修得(体得)するまでに思わぬ時間を要することになってしまいます。
正しい反復練習とは、相手の気持ちを感じ、和合同化する(結ぶ)ことに意識を集中させる稽古です。
この意識やその時に受ける感覚を大切にすることが上達に繋がります。そのような稽古は、いつも心地よさを感じるはずです。
心地よい稽古を続けていると閃きが沸いてきて、どんどん理解の眼が開かれるようになります。
体得とは、激しく辛い稽古によって体に記憶させることではなく、楽しく心地よい稽古をすることにより、その時の体の感覚を脳に記憶させることです(大脳生理学による)。

「技は宇宙の法則に合していなければならないことはいうまでもない。それには正しい念(イメージ、意識)がなければならない。この念で正しい稽古を積まなくてはいけない。」(合気神髄p.174-175)

修得期間について、大先生(開祖)は、「相手の気は相手にまかす。・・・ 無抵抗主義には大なる修行がいる。しかし心を結ぶには三月で足ります。」(合気神髄p.159)とか「合気というものは、初め円を描くこと、つまり対照力(八力、和と統一)。相手に指一本ふれないでも相手は跳んでしまう。この一つのものをつくりあげるにも十年くらいはかかる。」(合気神髄p.119)と言われています。
このことから、まず結びの初歩の習得は三月とし、呼吸力に基づいた技の体得は十年を一つの目安にしたいと思います。

そのため、上達法として大切だと思うことを次にまとめます。

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